Feature — Player-linked Rename
プレイヤー連動リネーム
動画の"この一場面"を、名前で見つけられるように
動画を見ながらスクショを撮ると、ふつうは 2026-07-24_15-03-22.png のような日時の名前が付きます。撮った直後はよくても、あとで「あの場面のカット、どれだっけ」と探すときには何の手がかりにもなりません。プレイヤー連動リネームは、対応するプレイヤーやビューアが最前面のときに、ファイル名をその動画の再生位置やその画像の番号に自動で置き換える機能です。撮った時刻ではなく、中身そのものが名前になります。
1. プレイヤー連動リネームとは
スクリーンショットを撮った瞬間に、Capture Core は「いま最前面にあるアプリ」を見ています。それが対応するメディアプレイヤーや画像ビューアだったときだけ、通常の日時ファイル名の代わりに、そのアプリのいまの状態を名前に使います。動画なら再生位置、画像ビューアならいま何枚目を見ているかです。
たとえば動画を1分23秒の位置で撮れば、ファイル名は 123 のように。画像集の273枚目で撮れば 273 のように付きます(数字の付き方は後述の「命名のもと」で選べます)。日時ではなく中身が名前になるので、あとから並べ替えても「どの場面か」がひと目で分かり、名前で探せるコレクションが自然に育っていきます。
114=1分14秒、053=53秒)。あとで「この場面」を名前でたどれます。2. 日時の名前では見つからない
動画のワンシーンや、資料 PDF のあるページを何枚も撮ることは珍しくありません。ところが日時ベースの名前だと、フォルダに並ぶのは似たような数字の羅列ばかり。「45分あたりの、あの図が出ていたところ」を探そうにも、名前は撮った時刻を示すだけで、動画のどこを撮ったのかは一切分かりません。結局、一枚ずつ開いて確かめることになります。
プレイヤー連動リネームは、この探しにくさを根元から解消します。名前が再生位置そのものなら、フォルダを開いた瞬間に「これは序盤、これは終盤」と見当がつきます。連番の画像集をめくりながら撮ったものも、番号で並ぶので前後関係が保たれます。撮る手間はいつもと変わらないのに、あとの探しやすさがまるで違います。
3. フルスクリーンでも取りこぼさない理由
動画をいちばん撮りたいのは、たいていフルスクリーン再生のときです。ところがフルスクリーンでは、再生位置を示すシークバーや時刻表示(OSD)は普段隠れています。画面に映っている文字を読み取る方式なら、ここでお手上げです。
Capture Core は画面のピクセルを読みません。代わりに、プレイヤーが内部に持っている状態を「裏側」から取得します。具体的には、プレイヤーの HTTP インターフェイスや IPC(プロセス間通信)、あるいはウィンドウのタイトル文字列です。これらは画面に何が描かれていようと存在し続けるので、OSD が隠れるフルスクリーン再生でも、再生位置や画像番号は変わらず取得できます。だからこそ、いちばん撮りたい全画面の場面でこそ、狙った名前を取りこぼしません。
4. 対応プレイヤー/ビューア
現在、次のアプリに対応しています。値をどこから取るか(=準備の要否)はアプリごとに異なります。
| アプリ | 種類 | 取得のしくみ | 事前準備 |
|---|---|---|---|
| MPC-HC / MPC-BE | 動画 | Web Interface(HTTP) | 手動で有効化 |
| MPV | 動画 | IPC(パイプ) | ワンクリック自動設定 |
| VLC | 動画 | Web インターフェイス(HTTP) | ワンクリック自動設定 |
| BandiView | 画像 | ウィンドウタイトルの (N/M) | 不要 |
| Honeyview | 画像 | ウィンドウタイトルの (N/M) | 不要 |
| NeeView | 画像 | ウィンドウタイトルの (N/M) | 不要 |
画像ビューア(BandiView・Honeyview・NeeView)は準備不要で、そのまま使えます。ウィンドウのタイトルに出ている「(12/51)」のような番号を読んでいるだけなので、追加のポートも設定も要りません。動画プレイヤーは、状態を取り出すための小さな窓口をアプリ側で開いておく必要があります(MPV・VLC は Capture Core が自動でその設定を書き込めます。次のセクション参照)。国内で定番の MPC-HC / MPC-BE や、これらの画像ビューアに最初から対応しているのが、このアプリの特徴です。
5. ファイル名のもとを選ぶ
設定画面の「命名のもと」で、何をファイル名にするかを選べます。用意しているのは次の5通りです(いずれも拡張子は付きません)。
- 再生位置・画像番号(既定) — 動画なら再生位置、画像なら番号。例:
123(動画1分23秒)、273(画像273枚目) - ファイル名 — いま再生中の動画・画像のファイル名
- フォルダ名 — そのファイルが入っているフォルダ名
- ファイル名 + 位置・番号 — 例:
movie_123(動画 movie を1分23秒で撮影) - フォルダ名 + 位置・番号 — フォルダ名のあとに位置・番号を付ける
どれを選んでも、値が取得できないときは通常の日時ファイル名にフォールバックします。つまり「対応アプリを使っているときは中身の名前、そうでないときはいつもの名前」と、意識せず自然に切り替わります。なお画像ビューアはウィンドウタイトルから推定するため、まれに想定と違う名前になることがあります。
6. 使い方と各アプリの準備
設定は Capture Core の設定画面「プレイヤー連動リネーム」から行います。おおまかな流れは3ステップです。
- 「プレイヤー連動でリネーム」をオンにする — 既定ではオフなので、まずここを有効にします
- 「命名のもと」を選ぶ — 前のセクションの5通りから、好みのパターンを選びます
- 使うアプリを連携できる状態にする — アプリごとに下記の準備をします
各アプリの準備は次のとおりです。
- 画像ビューア(BandiView・Honeyview・NeeView) — 準備は要りません。オンにすれば、そのまま番号でリネームされます
- MPV・VLC — 設定画面の「自動設定」ボタンを押すと、連携用の設定(MPV は mpv.conf の IPC 設定、VLC は Web インターフェイスとパスワード)を Capture Core が書き込みます。書き込み後にそのアプリを再起動してください(VLC は先に終了してから実行します)
- MPC-HC / MPC-BE — 自動設定には対応していません。プレイヤー側で「オプション → プレイヤー → Web Interface」を開き、ポート13579で待ち受けるよう手動で有効にしてください
準備ができたら、設定画面の「接続テスト / 再確認」で状態を確かめられます。ここは「いまそのアプリが起動して再生中か」のライブ確認なので、アプリを起動していないと「起動待ち」と出ます(故障ではありません)。実際のリネームは、スクショを撮った瞬間にそのアプリが最前面であれば自動で行われます。
7. こんな場面で活きる
- 動画教材・セミナーの記録 — 要点の場面を撮っていくと、ファイル名が再生位置に。あとで「30分あたりのあの図」を名前でたどれます
- 映像作品のメモ — 気になったカットを撮り溜め、再生位置の名前で時系列のまま整理
- 連番の資料・画像集 — ビューアでめくりながら撮ると番号で並ぶので、前後関係が崩れません
- フルスクリーン視聴中 — シークバーが隠れていても、再生位置は正しく名前になります
8. Pro 版の機能です
プレイヤー連動リネームは、Pro 版(買い切り)の機能です。基本の撮影・編集・クイックトレイなどは無料版で使えますが、この「中身でリネーム」する仕組みは、一括リネームや端末間同期などと並ぶ Pro の対象です。
Pro の全機能は14日間の無料トライアルで試せます。お使いのプレイヤーで狙いどおりに名前が付くかは環境によっても変わるので、購入前にご自身の使い方で実際に確かめていただくのが確実です。
※ プレイヤー連動リネームは現在も改良を続けているβ機能で、対応するプレイヤー/ビューアも順次拡充していく予定です。
9. よくある質問
フルスクリーンで再生していても正しく名前が付きますか?
はい、問題なく働きます。再生位置や画像番号は、画面に描かれた文字(OSD)を読み取るのではなく、プレイヤーが内部で持っている状態(HTTP や IPC のインターフェイス、あるいはウィンドウのタイトル)から取得しています。だから OSD が隠れるフルスクリーン再生でも、値はそのまま取れて正しくリネームされます。
VLC や MPV も対応していますか?設定は難しいですか?
MPC-HC / MPC-BE、MPV、VLC、そして画像ビューア(BandiView・Honeyview・NeeView)に対応しています。画像ビューアは設定不要でそのまま使えます。MPV と VLC は、Capture Core の設定画面にある「自動設定」ボタンひとつで連携用の設定を書き込めます(書き込み後にそのアプリを再起動してください)。MPC-HC / MPC-BE だけは自動設定に対応しておらず、プレイヤー側で Web Interface(ポート13579)を手動で有効にしていただく必要があります。
対応プレイヤーを使っていないときは、ファイル名はどうなりますか?
普段どおりの日時ベースのファイル名になります。プレイヤー連動リネームは「対応アプリが最前面のときだけ」働く仕組みで、値が取得できないときは通常の名前に自動でフォールバックします。ふだんのスクショの挙動を邪魔することはありません。
ファイル名に何を入れるか選べますか?
選べます。設定画面の「命名のもと」で、再生位置・画像番号(既定)/再生中のファイル名/フォルダ名/「ファイル名+位置・番号」/「フォルダ名+位置・番号」から選べます。たとえば「ファイル名+位置」を選ぶと movie_123(動画 movie を1分23秒の位置で撮影)のような名前になります。
この機能は無料版でも使えますか?
プレイヤー連動リネームは Pro 版(買い切り)の機能です。Pro の全機能は14日間の無料トライアルで試せますので、お使いのプレイヤーで狙いどおりに名前が付くか、購入前に実際に確かめられます。
10. 次に読む
撮ったあとの取り回しをもっと軽くしたい方は、画面端に積んで使い捨てるクイックトレイもあわせてどうぞ。全体の操作の流れは使い方ガイドに、機能の全体像は製品ページにまとめてあります。
更新内容はリリースノートで公開しています。