Feature — OCR & Search
撮ったスクショを、中の文字で探す
OCR と全文検索
スクリーンショットは撮るのは簡単ですが、あとから探すのが大変です。フォルダを開いても、日付の並んだファイル名がずらりと出てくるだけ。Capture Core は撮った画像の中の文字を読み取って、検索できるようにしています。エラーメッセージでも、画面に写っていた製品名でも、覚えている言葉を入れれば見つかります。
1. ファイル名では見つからない
スクショの名前は、たいてい撮った日時です。2026-08-12_14-33-08.png のような名前が並びます。撮った直後なら分かります。1か月後には分かりません。
しかも、探したいときに覚えているのは日付ではありません。「あのエラーが出ていた画面」「値段が書いてあったページ」のように、中に何が写っていたかで思い出します。ファイル名の検索では、この記憶が使えません。
そこで、画像の中の文字のほうを検索できるようにしました。
2. 撮った時点で、中の文字を読んでいる
あとから「この画像を読み取って」と指示する必要はありません。撮影が終わった時点で、裏側で文字を読んで、検索用の索引に入れています。撮影の待ち時間は増えません。
撮る
いつもどおり範囲を選んで撮影するだけ
裏で文字を読む
保存のあと、別の処理として進む。操作は止まらない
索引に入る
読み取った文字を、画像と結び付けて保存
あとで探せる
覚えている言葉を入れると、その画像が出てくる
撮る側の手間は増えません。読み取りの指示も、あとからの整理も要らないようにしてあります。
このアプリを使う前に撮った画像も対象です。起動したときに保存フォルダを見に行って、まだ読んでいない画像を後から読み取ります。エクスプローラーで直接フォルダに入れた画像も拾います。
画像を消したときは、読み取った文字も一緒に消します。消したはずの画像が検索に出てくることはありません。
3. 探し方
ライブラリの検索ボックスに言葉を入れるだけです。ファイル名ではなく、画像の中の文字と照らし合わせます。
3文字以上の言葉なら、索引を使ってすぐ返ってきます。2文字以下でも探せますが、こちらは索引が使えないので、枚数が多いと少し待ちます。索引の仕組み上、短い語だけは総当たりになるためです。
完全に一致していなくても構いません。文の途中の言葉で引っかかります。「タイムアウト」で探せば、「接続がタイムアウトしました」と書かれた画面が出てきます。
2026-08-12_18-06-43.jpg です。この名前からは中身が分かりませんが、写っていた「左手デバイス」という言葉で見つかります。4. 日本語の空白をどう扱うか
日本語のスクショで全文検索を作ると、必ずぶつかる問題があります。OCR が、文字と文字のあいだに勝手に空白を入れてくることです。
画面上は「設定を保存しました」と表示されていても、読み取り結果は「設定 を 保存 し まし た」になっていることがあります。この状態で「設定を保存」と検索しても、空白の位置が違うので一致しません。探しているものが、そこにあるのに出てこない。
そのまま索引に入れた場合
設定を保存しました 読み取り結果
設定 を 保存 し まし た 「設定を保存」で
一致しない
空白を落としてから索引に入れる
設定 を 保存 し まし た 日本語のまわりの
空白だけ削る 「設定を保存」で
見つかる
error code が errorcode になって、こちらが探せなくなるためです。読み取った文字を保存するときに、日本語に隣り合う空白だけを取り除いています。検索する言葉のほうにも同じ処理をかけるので、こちらが空白を入れて検索しても結果は変わりません。
5. 文字を取り出すだけなら、キー1つ
検索とは別に、画面の文字をその場でテキストにする使い方もあります。Ctrl + Shift + PrintScreen を押して範囲を囲むと、そこに写っている文字がクリップボードに入ります。同時に結果のパネルが出るので、読み間違いがないかその場で確かめられます。
コピーできない場所で役に立ちます。エラーダイアログ、画像として貼られた表、PDF ビューアの本文、動画の中のスライド。手で打ち直していたものが、囲むだけで済みます。
この機能は無料版で使えます。
6. その場で訳す
読み取った文字をそのまま訳すこともできます。Ctrl + Alt + PrintScreen で範囲を囲むと、読み取りと翻訳をまとめて行います。英語のエラーメッセージや、海外のソフトの画面をそのまま訳せます。
翻訳サービスは4つから選べます。DeepL、Microsoft Azure Translator、Google Cloud Translation、それと自分で立てた LibreTranslate です。
使うには、そのサービスで発行した API キーを設定します。Capture Core 側では翻訳の費用を持ちません。そのぶん、どのサービスを使うかを自分で選べます。無料枠のあるサービスを選べば、費用をかけずに使えます。DeepL については、設定画面に今月の使用量が出ます。
入力したキーは、Windows の資格情報マネージャーに預けます。設定ファイルの中には書きません。設定ファイルをバックアップしたり、誰かに送ったりしても、キーはついていきません。
7. 外に出るもの、出ないもの
ここははっきりさせておきます。
| 機能 | 通信 |
|---|---|
| 文字の読み取り(OCR) | しません。Windows に入っている読み取り機能を使うので、画像も文字も PC の中で完結します |
| 全文検索 | しません。索引も PC の中に置いています |
| 翻訳 | します。読み取った文字を、選んだ翻訳サービスへ送ります |
翻訳だけは、性質上どうしても外に出ます。訳す相手がクラウドにいるからです。気になる内容を扱うときは、翻訳を使わずに読み取りだけで済ませるか、自分で立てた LibreTranslate を指定してください。
読み取れる言語は、Windows 側に入っているものだけです。日本語と英語は最初から入っていることがほとんどです。他の言語を足すときは Windows の設定から追加します。設定画面には、いま読み取れる言語の一覧が出ます。
8. 無料版と Pro
| できること | 無料版 | Pro |
|---|---|---|
| 範囲を囲んで文字を取り出す | ○ | ○ |
| 範囲を囲んで訳す | ○ | ○ |
| ファイル名で探す | ○ | ○ |
| 画像の中の文字で探す | — | ○ |
文字を取り出す機能は無料版で使えます。Pro になるのは、撮り溜めた画像を横断して探す部分です。枚数が増えるほど価値が出る機能なので、ここで線を引いています。
無料版でも検索ボックスは動きます。そちらはファイル名との照合です。名前を付けて保存している人には、これで足りることもあります。
ここまでは機能の線引きです。使う場面にも線があります。無料版でお使いいただけるのは個人の私的な利用の範囲で、仕事でお使いになる場合は Pro のライセンスが必要です(会社や団体での使用、個人事業主・フリーランスの業務、成果物の納品や販売を含みます)。詳しくは無料版と Pro の線引きをご覧ください。
9. よくある質問
読み取った文字はどこかに送信されますか
文字の読み取りは Windows に入っている OCR エンジンが行うので、画像も文字もネットワークには出ません。外に出るのは翻訳を使ったときだけです。翻訳は選んだサービスに文字を送って訳文を受け取る仕組みなので、そこだけは通信します。翻訳を使わなければ通信は発生しません。
英語や中国語のスクリーンショットも読めますか
Windows にその言語の文字認識が入っていれば読めます。入っていない言語は読めません。追加は Windows の設定から行います。「時刻と言語」→「言語と地域」→ 目的の言語の「言語のオプション」→「光学式文字認識」を追加してください。設定画面には、いま読み取れる言語の一覧が出ます。
前に撮った画像も検索できますか
できます。起動したときに保存フォルダを見に行って、まだ読み取っていない画像を後から読み取ります。エクスプローラーで直接フォルダに入れた画像も対象です。枚数が多いと少し時間がかかりますが、裏で進むので操作はふつうにできます。
画像を削除したら検索結果からも消えますか
消えます。削除したときに、その画像の読み取り結果も一緒に消します。消したはずの画像が検索に出てくる、ということは起きません。
10. 次に読む
- クイックトレイ — 撮った直後に取捨選択して、そもそも要らない画像を残さない
- プレイヤー連動リネーム — 動画や画像を見ながら撮ると、ファイル名が再生位置や画像番号になる
- 撮影方式まとめ — 7つの撮り方と、その使い分け
- 使い方ガイド — インストールから最初の1枚まで